実家へのUターン~父親との会話~
昔から仲が良かったお父さん。
小さい頃は、お母さんが怖かったからか自然と話をするのはお父さんでした。
私の我慢が爆発したきっかけの一つに、父親に怒鳴られたというのがあり。
味方だったはずのお父さんが、私が反抗期になればなるほど敵になる感覚がしてました。
家族会議という名の尋問。
お母さんがお父さんに助けを求める。
そしてお父さんが私に言葉する。
あー。お父さんもお母さんの味方か。
どうせ言ったって反対するくせに。
どうせ言ったって分かってくれないくせに。
傷つくくらいなら、言わないほうがましだ。
そうやって、口に上がってくる言葉を喉で止めてくっと歯を食いしばっていました。
言葉にすることを悪いこととし、喉に力を入れて黙っていました。
何も言葉を発しない私に、母方の叔父が出てきて話をします。
抑圧されるような言葉かけと、私が悪いんですごめんなさいのテンプレートと
心の奥底にある、なんでお前に話をしないといけないんだという私。
話を聞いてほしいのはお前じゃない。
お父さんに味方になってほしかったこと。
話を聞いてほしかったこと。
そのことを伝えました。
そうしたらね、
❝お父さん、あの時もっと言えてたら治美を守れたんじゃないかな?って思う。
でも、あの時それを言ってしまったら、お母さんと離婚するかもという状況もあって。
うちの娘だ!って言って介入しないようにできなかったんだよね。
あの時、おじいちゃんとおばあちゃんが、治美はうちの孫だ!って言って、今こそ双方のおじいちゃんたちは仲良くなくなっちゃったけど、治美を守ったのはおじいちゃんとおばあちゃんだと思っててお父さん守ってやれなかったなって思う。❞
そう涙目で話してた。
お父さんは、ずっと私と周りの家族のことで悩んだり傷ついたり。
それでも守ろうとしてくれてたんだなと。
口にして聞いてみないと、すべて私の憶測の中でしかなくて。
憶測を真実だと決めつけて、私も周りも信用できなくて殻に閉じこもることを決めたのは私なんだなと。
父親と向き合えた瞬間でした。